アルヘシラスのフエリア

2017年6月21日(水)

ヨーロッパとアフリカ大陸を隔てるジブラルタル海峡。

アルヘシラスは北アフリカのモロッコへ渡るフェリー港があり、旅人たちが集まるが、

観光と呼べる場所はなく、ただ単に通過するだけの町だ。

ホテルはフェリー乗り場から歩いて5分、この上なく便利な場所にある。

フロントでスーパーの場所を聞いた。

3軒隣がそうだというが、閉まっていると言う。

今日は特別な日なのでほとんどの店やレストランが開いていないから、

フエリアに行けば良いよ、とフロントのお兄さん。

それ、何?と聞くと、お祭みたいなもんだと言う。

歩いて行くには遠いらしいので、ホテル前からタクシーに乗る。

確かに歩くには遠かった。10分。



100メートル四方くらいの広場に、道幅20メートルぐらいの通りが碁盤の目のように五~六本通じている。

通りに面した場所は仮設のテントでこしらえたレストランが軒を連ねて並んでいる。

レストランと言うより、デスコクラブと呼ぶほうが近い。

中央に舞台、DJ風の男性が進行役、スピーカーから割れんばかりのダンスミュージック。

舞台の前は広く空いていて、ダンスフロアーになっている。

そこに全員ではないが、フラメンコの衣装で着飾った女性たちが踊っていた。

なぜか中年以上、いやお婆さんがやたらと多い。

店の中では、老年のグループも若者のグループもお酒を飲み食事をしながら、

おしゃべりに余念がない。

通りの上には、神戸のルミナリエほどではないが、

幾何学模様のイルミネーションが繋がっている。

今は四時過ぎくらいで陽も高く、スペイン人の昼寝が終わったばかりの時間帯。

日が暮れる9時ころからは電飾が輝き、どっと人がくり出して来て、賑やかになるんだろうな。

舞台のない店がバルみたいに料理を並べていたので、現物の料理を指さしてビールもたのむ。

スペインの定番、パエリアと串焼一本。

パエリアは少し硬めのパサパサ飯に野菜と肉と魚介類を混ぜ込んだ、焼き飯。

ここから通りを見ていると、けっこう若い娘も歩いている。

膝上のショートなワンピース、胸を大きく開いて、手には原色の扇子、

頭の上に鶏のとさかのような飾りを着けている娘もいる。

バブル期のジユリアナ東京のお立ち台を思い出す。(実際に見たことないけど)

お婆さんたちが家路に帰るころになったら、こんな娘たちであふれるだろうな。

見てみたい気もあるが、想像するだけにしてホテルに帰った。



店の看板に書いてあったスペイン語「Faria 2017」、

英語にすると「Fair」?

電子辞書では、
原義は祝日。品評会;通例戸外、余興.屋台が出されお祭的雰囲気がある。

と書いてあつた。

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