アトラス山脈を越えて

2017年6月28日(水)

モロッコはアフリカ大陸の中では小国に過ぎない。

国土面積は日本の1.2倍、人口は四分の一の3200万人。

北は大西洋に面し肥沃な平野があり、南の国境近くには広大な砂漠が広がつている。

ふたつの間にドカンと大きな塊で立ち塞がっているのが、アトラス山脈だ。

平野部にあるマラケシユから山脈を越えて乾燥地帯のワルザザートへ

最初は、オリーブ畑、野菜畑、民家、

隣は赤茶けた荒れ野なのに緑の芝生を敷きつめたゴルフ場もあったりする。

まっすぐな一本道が、両側に広がる砂漠を切りさいてどこまでも続いている。

やがて岩山の坂道を上ると、その先には幾層にもたちはだかる山々が待ちかまえていた。

木々の緑がまぶしい山もあれば、横縞の層がはっきりした岩山だったり、

これでもか、これでもかと山の間を縫うようにバスは走る。

こんな山深い所に人が住む集落がと見れば、山に向かって段々畑がつくられ、

その下に周りの岩山と同じ色をしたカメレオンのような日干レンガの家々が見えた。

バスに揺られること5時間、うち1時間は砂漠、3時間以上はアトラス越えの山道だった。

1920年代にフランス軍がサハラ砂漠の最前線基地として建設したワルザザートへは午後4時に着いた。




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