世界遺産、フエズの迷路を歩く

2017年7月8日(土)

イフレインからフエズまではそう遠くない。2時間ほどのドライブだが、

高原から下界に降りるとまたアラブ世界に戻り暑くなった。

あいかわらずレイチェルの運転は荒くて、スピードの出し過ぎだ。

フエズの町に入りダンプ(減速を促すコブ)でゴツンと車が跳ねた。

しばらく走ってまたゴツン。

「レイチェル、なんて運転するの!ゆっくり走りなさい!」とデニーが注意した。

早口でレイチェルが言い返したが、なんと言ったかは分からない。

フエズのホテルに着いたが、レイチェルは口もきかず目が吊り上って表情が怖くなっていた。

道中しゃべりずめのデニーもだまつてしまった。

薄々感じてはいたが、レイチェルは感情の起伏が激しい娘だ。

ついでに言うが、彼女の両の二の腕にはバラのタトウー、

右の手首にはラクダ、そこから肘にかけて月の満欠を表す図が6個のタトウーがで描かれていて、

鼻には牛のようにリングが填められている。


ホテルの部屋はドミトリー、共用のシャワー室でシャワーを浴びて出たら、

韓国の女子大生が入ってきた。

しばらく旅の話をしたが、ドミトリーに入ってきたイタリア人の若者に中断させられた。

話に割り込んで女の娘とばかり話しかけ、止まらない。


デニーたちはツインベッドに専用のシャワー室がある部屋だ。

フアイサルが予約した公認の観光ガイドがくる時間になったのでロビーに降りたら、

デニーたちもシャワーを浴びたらしく、すっきりした顔をして待っていた。

レイチェルの機嫌も直っているようだ。

韓国の女子学生も降りてきて、ホテルスタッフに町で声をかけられてお願いしたガイドについて話をしていた。

スタッフ、「それは公認のガイドじやないので、

警察に捕まっても自分の責任で対処して下さい」と注意をしていた。


そう言えば、フアイサルもこの町に入ってからは我々と一緒に歩かず、10メートル先で先導していた。

この町はエセガイドに厳しいのだろう。

公認ガイドがやってきて、英語と日本語で自己紹介。

英語、フランス語、日本語はモロッコの大学で学び、

さらに日本語はJAICAに応募し、島根大学でフランス語を二年間教えたそうだ。

フエズのメデナ(旧市街)は世界一広い迷路の町として世界遺産に登録されている。

東西2.2キロ、南北1.2キロ。

モロッコ最初のイスラム王朝の都がおかれたところで、

9世紀頃からここを城壁で囲みモスク(800ヵ所)や

マドラサ(イスラム神学校)を建てたのが始まりで、

その後ベルベル人やアラブ人が周辺国からやってきて住みつくようになった。

今はこの中に何万人の人が生活し、店や作業所も四千ヵ所以上ある。

そこはもうれっきとした都市だ。

メデナに入る入口は何ヵ所もあるが正式な門は1913年に建てられたブー.ジユルード門。

公認のガイドだけあって歴史やイスラム教について詳しい話をしてくれた。

一夫多妻を認めるイスラム教の戒律に言及したり、

算用数字の成り立ちについても説明してくれた。

迷路には陶器、真鍮細工品、衣服、スパイス、お菓子、革製品、お土産雑貨と何でも揃っている。

道幅が狭いのに、道先にこれでもかと製品を並べているので、歩きにくいことこの上ない。

迷路のデリバリーの主役はロバ。優しい顔をしてゆっくりと荷物を運んでいる。

ガイドが連れて行ってくれたレストランでクスクス料理を一人前たのみ三人でシェア。

それでも料理は残った。

最後に行った所は革製品のショップ。

三階のテラスに行くと、真下になめした革を染色する作業所が見えた。

タンネリと呼ばれる場所でメデナの中でも観光客が必ず立ち寄るところだ。

レイチェルはそれより革のジャケットのほうが気になるらしく、

あれを着たり、これを着たり、別のデザインや別の色のジャケットを持ってきてもらったりだが、

結局買わないで店を出た。

アーア。

4時間の迷路歩きが終わってホテルに戻ったのは午後4時。

デニーが疲れたからと言ってレイチェルと一緒に部屋に引き上げた。

その間にフアイサルの自宅を訪問しお母さんに会い、その後床屋さんで散髪をすませた。

夜は新市街のバーレストランで会食。

フアイサルとレイチェルはそれからどこかへ消えたが、

親年代のRay次郎とデニーはおとなしくホテルに帰った。

コメント

久しぶりのコメントから、立て続けのコメントに突入です^_^

すっかり写真なしのブログにも慣れてしまっちゃいましたけどスマホでの更新はなれましたか?

とはゆーもののパソコンの到着が待ち遠しいですね〜

しかし!レイチェルはバラのタトゥーにラクダに月の満ち欠け⁈おまけに鼻輪⁇

う〜ん

この娘の写真は…

数学の先生とray次郎の新しいヘアースタイルに期待して待ってます^_^

それではまた

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