アスワンハイダムとぬるいビール

2017年7月20日(木)

朝、駅近くの屋台で朝食を取る。ミックス野菜のサラダとゆで玉子二個。5ポンド(35円也)。

午前中はブログをアップ、ようやくイスタンブールのジユウタン屋の話を書きあげた。


午後3時、駅前でタクシーをつかまえてアスワンハイダムに向かう。

ドライバーの名前はムスターフア、彼も英語を話す。

アスワンハイダムも反対側のナセル湖もただただ大きい。

このダム建設の背景や成り立ちはエジプトの現代史と深く関連している。

東西冷戦に翻弄され、スエズ運河の国有化で第二次中東戦争が誘発された。

イギリスやアメリカではなく、結局ロシアの協力を得て1970年に完成したアスワンハイダムは、

ナイル川の氾濫防止と灌漑用水の確保を目的としていたが、

同時に電力の安定供給、砂漠の緑地化などエジプトに多大な貢献を果たした。

ここが破壊されると下流地域は大洪水で沈没する可能性がある。

だから、警備は厳重でダムへつながる道路には軍兵が自動小銃をかまえてチエツクしている。

どこかへ行くバスか忘れたが、検問所で停められ、迷彩色の上下服、編上げブーツ、

目立し帽で自動小銃を肩にかけた軍兵が乗り込できた。

どこから来た? Japan.

Passport please.

これには少しビビった。

町中では戦車が頭から銃を出している。こちらはテロ警備か?

アスワンハイダムの検問所ではタクシーのトランクがチエツクされた。

見物できる場所も限られていて、せいぜい50メートルの範囲。

最初はムスターフアと二人だけだったが、大型バス5台が中国人団体客を大量に運んできた。

静かだった周辺が途端に上海の南京路のにぎやかさに変わった。

ダム建設完成の記念塔へ行く。五本の柱が空高く立ち上がり、

その柱の最上部をリングで結んでいる形のデザイン。

柱内部にはナセル大統領の功績やロシアの援助で建設されたことなどが刻まれていた。

ふたりで写真を撮っている時、バスは塔の前を通り過ごして行った。

ムスターフアとビールを飲みに行こうと昨日のばーへ行ったが、オープン前でかなわず、

町中の酒屋でビールを買い、屋台のビーフサンドで夕食を済ます。

ところが、このビールがぬるいときた。

ムスターフアは冷たいビールよりこっちのビールの方が旨いのだと言いながら、

ごくごく、サンドをがぶり。

仕方なく付き合ったが、冷たいビールを飲みたかったなあ。

コメント

コメントの投稿