ベルゲン急行、竜馬との旅

2017年8月7日(月)

当初はオスロ↔ベルゲン間を列車で往復する予定だったが、

往きは満席でチケットが取れなかったため、バスとローカル電車でベルゲンに向かった。

今日はベルゲンからオスロへ向けベルゲン急行に乗る。

この間471キロ、7時間の鉄道紀行になる。

通称ベルゲン急行はヨーロッパ屈指の景勝ルートで、

森、湖、川、氷河、フィヨルドと変化に富んだ風景を車窓から楽しむことができる。

急行はベルゲン駅を出発の合図もなく、7時57分にゆっくりと動きだした。

一昨日バスからローカル電車に乗り換えした駅Vossまでは川沿いを走った。

ここから30分ほどの間が一番の景勝地らしいが、トンネルがやたらと多く、

氷河か湖かさだかでない風景が現れてはすぐ隠れるの繰り返しだった。

トンネルの数は184本。

指定席ゼロ円の1stクラスの隣は食堂車で、軽い飲食を取りながら、

車窓からの景色を楽しむことができる。

フィヨルドが見えなくなってからは、森に囲まれた谷を縫うように走り、

時々清流が顔をのぞかせる。

やがて、ゆるやかな山の斜面に建つ農家や、その周りに広がる牧草地と麦畑が増えてくる。

7時間は長い。単調な景色に入ってからスマホを取りだして電子本を読む。

司馬りよう太郎(スマホの限界で漢字が出てこない)の「竜馬がゆく」8巻合本、

若い時にいちど読んだが読みかえしている。

今第2巻まで読み進み、土佐から江戸、大阪、京都、讃岐、長州、越前と、

竜馬と一緒に旅を続けている。

時々顔をあげ車窓を眺めると、緑豊かな景色が流れていく。

江戸時代に竜馬が見た風景と現実の北欧の風景が、同時進行で行ったり来たりしている。

江戸で勝海舟と出会い、彼の感化を受け海軍操練所に入り、

京都で後の妻となるおりようと出逢うところまで読み進んでスマホを閉じた。

民家が密集し、大きなビルが見え始め大都会に近づいた。

ベルゲン急行は長旅を終え、午後3時にオスロ駅に着いた。

コメント

いいですね

竜馬と一緒に北欧の街道をゆく なんと贅沢な時空なんだ!

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