クマリの館

2017年9月19日(火)

昨晩と同じ桃太郎で朝食をとった。

ご飯に味噌汁、生卵に納豆、大根おろしに酢の物。朝食の定番だ。

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朝飯を食べに来ていた常連のスズキさんは、好物だというラーメンを食べていた。

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静岡の大学で宗教哲学を教えていたが、

今はリタイアし、悠悠自適の生活を送っている。

いつもこの時期にカトマンズに来て、2~3か月を過ごしているそうだ。

仕事をするわけでも、観光するわけでもなく、ただぶらぶらとしている。

次の予定は?と聞かれたので、ポカラへ行ってのんびりするつもりだと答えたら、

厨房にいたレストランの主人を呼んできて、


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彼がポカラに宿を経営しているから安くしてもらいなさいという。

2,3階がゲストルームで1階はここと同じ桃太郎という名前のレストランになっている。

1泊700円で数日泊めてもらうことにした。



ここら辺は安宿、レストラン、旅行社、土産物屋がひしめくカトマンズの中心地で、

タメル地区という。

そのまた中心は世界遺産に登録されているダルバール広場だ。

歩いてダルバール広場を目指す。



タメル地区の道は狭いうえに未舗装だ。

遊歩道のように見えるが、バイクも自動車も人の間を縫って、両方向で走っている。

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広場に行く途中にいくつかネパール仏教の寺院があった。

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寺院の1階が土産物屋になっていたりする。


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ようやくタルバール広場にある寺院が見えてきた。

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ほとんどの建物がまだつっかい棒をして支えられている。

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上の写真の右側に見えるのはカーラバイラブ像。

カーラバイラブは恐怖と破壊の神、シヴァ神の化身だと言われている。

一見愛嬌のある顔をしているが、右手に剣、左手に生首を持っている。

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地震後、修復しているように見える寺院も、

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まじかに見ると亀裂が残っていた。

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2015年4月に起きたネパール地震以前に撮られた、世界遺産ダルバール広場の写真。

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修復不能になった寺院もあった。

なおそれよりも、8900人もの犠牲者が出たことのほうが悲惨だ。


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ダルバール広場にあるクマリの館

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入場料不要の入口から中に入ると、

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建物に四方を囲まれた中庭がある。

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これらの窓のいずれかからクマリが顔を見せることがあるらしいが、

写真を撮ることは固く禁止されている。

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クマリの解説をWikipediaから引用すると、

クマリは、ネパールに住む生きた女神である。

中略

国内から選ばれた満月生まれの仏教徒の少女が初潮を迎えるまでクマリとして役割を果たす。

中には初潮が来ず、50歳を過ぎてもクマリを務めているケースもある。

カトマンズのクマリの館に住む国王もひれ伏すロイヤル・クマリが最も有名であり、

国の運命を占う予言者でもある。

先先代のロイヤル・クマリは2001年7月10日に当時4歳で選ばれたPreeti Shakya、

先代のロイヤル・クマリは2008年10月7日に当時3歳で選ばれたMatina Shakyaであった。

2017年9月29日に当時3歳のTrishna Shakyaが新しいロイヤル・クマリに選ばれた。



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クマリは初潮前の幼い少女から選ばれ、その中から多くの条件が課される。

家柄は重要であり、

ネワール族の仏教徒の僧侶・金細工師カーストのサキャ(Shakya)の生まれでなければならない。

以下は32もある条件の一部である。

健康である

すべての歯が欠けていない

菩提樹のような身体

牛のような睫毛

獅子のような胸

鹿のような脚

アヒルのように柔らかく透き通った声

黒い髪と目

また、身体的には怪我の跡や不自由な箇所がないことも条件である。

動物の頭部が並べられた暗い部屋に閉じ込められて耐えることも必要とされる。

これらすべての条件をクリアした少女がクマリとなる。


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クマリの役割

クマリは絶大な力を持ち、幸運をもたらすとされており、多くの人々からの信仰を集める。

日常では、人々の病気の治療、願望を叶える祈願をする。

インドラ・ジャートラーの祭りでは、

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山車に乗りカトマンドゥの町を巡り人々の繁栄と成功の力を与える。

予言者としては、役人や政府の元を訪れ供物を受け取り、様々な予言を行う。

クマリの行動とその意味は以下のようなものである。

わめいたり大声で笑う:深刻な病や死

泣いたり目をこする:差し迫った死

身震いをする:投獄

手を叩く:国王の恐れ

供物をつまむ:財務損失

もし、クマリが静かな状態であれば、依頼者に安心をもたらす。





Ray次郎はあと10日ほどネパールに滞在する予定です。

その間は、どうかクマリさん、わめいたり、大声で笑ったり、泣いたりせず、

静かな状態でおられますように、、、。




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