回顧・サン・クリストバルの丘

2017年5月11日(木)

タレス・ホステルを後にしてメトロに乗り、モネダ宮殿にやってきた。


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ここはチリの近代史においては欠かせない歴史の証人的建物になっている。

1973年9月11日、チリ・クーデターが起き、

アジェンデがチリ大統領として執務するモネダ宮殿に対して、チリ空軍が爆撃する。

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このクーデターを裏で画策したのが、時のアメリカ大統領・ニクソンとCIAだ。

キューバ革命でカストロ議長が社会主義政権を確立した後、

チリでアジェンダが大統領に就任し社会主義政権を興すと、

すぐさまアメリカは反社会主義勢力に加担した。

悪名高いピノチェトはアメリカの傀儡として、社会主義政権を倒したが、

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みずから大統領に就任してからは、反政府勢力に対しておこなった粛清は

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ロシアのスターリン、中国の毛沢東、カンボジアのポル・ポトのそれと並び称され,

何百万人もの犠牲者があったと言われている。

独裁者ピノチェトは1998年にイギリスのロンドンで人権を蹂躙したかどで逮捕され、

そして2006年に死去している。


チリ人にとって911とは決してアメリカで起きた同時多発テロではなく、

モネダ宮殿を襲ったクーデターが起きた日を意味する。




メトロ駅から出ると外はあいにく雨が降り出した。

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ケーブルカーで、

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サン・クリストバルの丘に登る。

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丘の頂上で手を広げてウエルカムしてくれたのは、白亜のマリア像。

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展望広場から市街が見渡せるが、夕暮れにはまだ早く、

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夜景どころか雨でかすんだ建物が見えるだけだった。

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それでも夜景を見ようと暮れるのを待っていたが、


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ケーブルカーの終電時間の6時30分が来たため丘を降りた。




夜7時、外は暗くなり、

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雨に濡れた車道を車のライトが反射して光っていた。

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サンチャゴの最後の夜、明日はタルカを目指す。






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