回顧・トレン・パタゴニコ

2017年5月21日(日)

バリローチェは雨。チェックアウト後はホテルの食堂で読書。

山崎豊子「大地の子 巻4」を読破した。


午後2時、遅めの昼食をとり、

雨は上がったが、歩いていくには1時間半もかかる駅へタクシーで向かう。

予約した個室寝台のチケットの料金は、日本円で11,000円とかなり高い。

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夕方5時、トレン パタゴニコ(パタゴニア鉄道)の夜行寝台列車、

鉄道ファンに愛され続けてきた「オールド・パタゴニア急行」がホームに入って来た。

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個室寝台車1両、

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2段ベッド寝台車、普通車両、食堂車がおのおの1両づつ、

それに貨車2両が連結しているデイーゼル機関車だ。



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アンデス山脈と湖に囲まれたリゾート地バリローチェから大西洋側にあるビエドマまで、

100年近い歴史をもつ蒸気機関車が荒涼とした山岳地帯を軽快に駆け抜ける。

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車掌に指定された夜9時に食堂車へ行き、テーブルに座ると、

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まず前菜のハムと野菜サラダがでてきた。

アルゼンチン産の赤ワインを飲みながらいただく。

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それだけでお腹がいっぱいになってきたが、

メインディッシュは牛のステーキとたっぷりのマッシュドポテトがお皿にてんこ盛り。

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話し相手はいなかったが、時間をかけてワインをゆっくりと楽しんだ。

1時間かけてトレン・パタゴニコ レストランで夕食を済ますと、もう午後の10時。

そのまま寝台車に戻り、床下から聞こえる単調な子守歌を聴きながら爆睡した。


2017年5月22日(月)

朝は6時に目が覚めた。

洗面台は部屋の中にあるが、

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トイレは別。ガタゴトと枕木を渡る音が聞こえ、風も便器の下から吹いてくる。

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アンデス山脈の山影はもう見えなくなり、

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目の前に広がるほの暗い大草原パンパに朝日がさし始めた。


走り始めから山岳地帯で夕食を済ませるまではかなりのスピードが出ていたが、

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一夜あけて平原に入ってからは極端にスピードが落ち、今は20~30キロくらいだ。

山の固い地盤から平原の柔らかい地盤に変わったからだろうか?



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線路脇にポツンと建つ農家を通り過ごす。

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廃列車も平原にポツンと取り残されていた。

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出発してから19時間後、

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ビエドマの小さな駅に到着したのは、

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ちょうど正午ころだった。



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