アントファガスタ事件

時間は3週間ほど前にさかのぼる。

5月5日、カラマから商業と港湾の都市、アントファガスタのバスターミナルに着いた。

アントファガスタ州の州都、人口30万人の都会だ。

なのでバスターミナルもそれなりに広い。

まずはトイレ、それからコーラを買ってターミナル内のベンチに座って一休み。

左手から人が来てベンチの左隣に座った。横目で見ると首まわりと腕にもタツーをした若いあんちゃんだ。

さらに続いて左手から中年のおっちゃんが歩いてきて、Ray次郎の目の前に立ち止まった。

右のポケットに手を入れて何かを取り出したが、その時くしゃくしゃになった紙幣がRay次郎の足元に落ちた。

気づかない様子なので拾ってあげて声をかけた。
あなたのですか?とゼスチャーで。

すると中年のおっちゃんは左隣に座っているタツーあんちゃんを指差し、そっちからだろうみたいな素振り。

視線を左に向けあんちゃんに紙幣を見せると、ペラペラとスペイン語で話し始めた。

スペイン語分からない。

ペラペラとスペイン語。

分かんないってば、、、。

終いに怒った風の顔をしてベンチから立ち上がり、左手に歩いていった。

怒ることないのになあ、あっけに取られて見ていたが、

視線を戻すと立ち止まっていたおっちゃんの姿はなかった。

この間数十秒もなかったと思う。

しかし、この短い時間の間でRay次郎のサブリュックは見事に消えていたのだ。

しかも、Ray次郎はまだ消えていたことに気づかず、コーラを飲んでキャップをし、

小さいリュックにしまおうとして初めて気がついた。

リュックが無い!!

辺りを見渡しても二人の姿は既に無い。


その時のショックたるや、言葉では言い表す事ができないが、

あえて言うならば、「茫然自失」。


大きなリュックは右足元の床に置き、小さなサブリュックはさらにその右側に置いていた。

なので大きなリュックは右足に触っていたが、小さなサブリュックの感触はなかった。

自分の視界の中で安全だと思っていた油断を、まんまと視線をずらされて裏をかかれた。



サブリュックに入っていた物を金額の高い順に並べると、

1.ノートPC
2.Kindle電子書籍(ハードもさることながら購入した本30冊以上の金額も含む)
3.iPod(100枚以上のアルバムが入っていた)
4.ハズキルーペ
5.ユニクロのダウン
6.モンベルの折り畳み傘
7.地球の歩き方 ペルー.ボリビア
8.地球の歩き方 チリ.アルゼンチン
9.年間手帳(旅のスケジュールと出発してからの金銭出納帳記載)
10.三色ボールペン


PC.パソコン以外は、悔しいが、こちらで代替品を買うことで諦められる。

PCも現地で買えば、というアドバイスもあったが、

日本で購入して全部セットアップしてから送ってもらうことにした。

後でわかったが、スペイン語圏で売っているパソコンはキーの配列が違う上に

「N」の文字の上に「~」のマークがついていたりして、使い勝手が悪そうだ。

アフターサービスや補償の問題もあるので、

日本のメーカーのPCを送ってもらうことにして正解だった。


そんなわけで、今はスマホを使ってブログをアップしています。

小さな画面の小さなタッチキーで文章を書くのは、

慣れないRay次郎にとっては苦痛でしかありません。

パソコンで入力するより3倍は時間がかかっています。

なので、時間がさらに要する写真の掲載もしていません。

6月初旬にはPCが届く予定なので、それからは以前のような記事のアップが出来ると思います。


これまでの文章だけの記事も写真を掲載して、再度アップしようと考えています。


やっぱり写真がないと臨場感がないし、つまんないですよね。

特に前回の記事、「体育の先生がこんなに美人でいいのかなあ?」なんて、

写真がなければなんの価値もない記事になりさがってしまいます。

チリのウユニ塩湖、アルゼンチンのバリローチェ、夜行列車、美人の体育の先生、

ブエノスアイレスのまち歩き、

これから行くイグアスの滝も含めて

写真を掲載して再度アップしますので、もう少し我慢してご購読ください。


コメント

アントファガスタ事件

人間心理の盲点を利用したマジシャンを思わせる犯行だったんですね😡! pcが盗まれたとは推察してましたが、、。その後の写真はfbで観てましたがray次郎風土記にはしっくりきません。写真つきのブログ復活、楽しみです❗

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